スポーツの安全確保
スポーツ、特に子供たちの行うスポーツでは、練習や試合において十分に安全を確保する必要があります。
事故の起こらないような環境、練習・試合方法を心掛けることも重要ですが、実際に事故が起こったり、子供に異変が起こった場合の対処方法についても熟知しておくことが望ましいと考えます。
熱中症、熱射病 by久保田さん
野球ときいてまず頭に浮かぶのは、夏場の熱中症や熱射病でしょう。
暑い環境下で生じるいろいろな障害をまとめて熱中症といい、熱けいれん、熱疲労、熱射病があります。
そのうちでスポーツ時に問題が生じるのは、熱疲労と熱射病の二つです。
熱けいれん・・・痛みを伴った筋肉のけいれん。
熱疲労・・・疲労感、めまいなど
熱射病・・・体温の異常上昇、処置が遅れると生命の危機
熱中症のメカニズム
運動をすると体温が上昇する
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汗をかいて体温を調節しようとする。
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温度・湿度が高いと汗が蒸発しにくくなる。
↓
体温の調節が出来ず、異常な体温の上昇がみられる
熱中症に対する備えとしては、水分摂取の方法が重要になります。「乾いたな」と思ったときには既に遅し・・・
運動中の水分補給の方法には二通りあります。
1: 強制飲水 時間を設けて強制的に飲ませる。
2: 自由飲水 個人の好きなときに飲むことが出来るようにする。
自由飲水だけでは、知識不足、性格的に我慢強い、あるいは引っ込み思案な子は十分に水分摂取出来ません。
強制飲水と自由飲水両方の方法で水分摂取するのが望ましいのです。
一回に飲む量としては、100〜150mlを目安にします。一度に多量に飲水すると吸収が悪くなり胃にもたれてしまいます。
飲み物の種類は、基本として塩分濃度:0.1〜0.2%、糖度3〜5%です。(0.1〜0.2%の塩分とは、飲み物100ml中のナトリウムの量40〜80mgが目安)
スポーツドリンクを半分を目安に、自分の好み加減で薄めたものがおすすめです。
熱中症は“無知と無理から生まれる”のです。体調が悪いとき、疲労感が強い時、動きが緩慢になってきたときは、運動をやめさせましょう。
適度な休憩と水分摂取、日々の健康管理が大切ですね。
心臓震盪
心臓震盪(しんぞうしんとう)は最近ようやく関心をもたれるようになってきた症状で、外的な要因によって心臓が細かい不整脈(細動)を起こしてしまい血液を正常に体に循環させることができなくなり、最終的には死にいたる恐ろしいものです。胸郭の発達していない子供に起こりやすく、また小さくて固いものが胸に当たることによって起こりやすいため、少年野球の練習・試合には心臓震盪の危険性が伴います。心臓震盪は、発生したときにすぐ初期手当て(除細動)を行うことで、救命率を飛躍的に高めることができます。ビクトリーではAED(自動対外式除細動器)を備えるなど、この危険に真剣に取り組んでいます。(リンク集に心臓震盪関連のリンクをまとめてあります。)